三十六文書
廣厳院には武田家に関する古文書が伝えられています。
武田信昌(1487年のもの)から勝頼まで5代にわたる寄進状(寺に土地を寄付する意味のもの)や禁制状など武田家に関する書状が11通、その他に加藤光泰、石川秀貞、浅野長継などの支配文書、曹洞宗(当寺は、曹洞宗最勝院末)に関係する文書などがあります。
なかでも、武田5代にわたる書状がそろっているのは珍しく、寺院の統率、武家と寺院との関係など、武田から徳川時代の中頃における甲斐国の歴史を知る重要な古文書とされ、一括指定を受けています。